【新型コロナ】川崎で最多806人感染、50代女性死亡

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は20日、1人の死亡と、806人の感染が新たに確認されたと発表した。1日当たりの新規感染者数は13日の711人を超え、過去最多となった。中等症が1人で、649人の感染経路が不明。市発表の死亡者は累計204人、感染者は2万9172人となった。

 死亡したのは幸区に住む50代女性。17日に息苦しさなどを訴え市内の病院を受診したところ、陽性と判明。別の市内医療機関に入院したが、19日に死亡した。基礎疾患はなく、ワクチンを接種していたかは不明という。

 新たに確認された感染者の年代別は20代が243人と最多。30代165人、40代127人、50代105人、10代76人、10歳未満49人、60代21人、70代12人、80代8人。居住地別では市内が川崎区169人、多摩区113人、中原区99人、幸区85人、高津区75人、宮前区71人、麻生区45人。市外は横浜市109人、東京都25人、藤沢市9人、鎌倉市2人、さいたま市と千葉・富山・福岡県が各1人。

 感染経路が分かっているうち家庭内感染は89人、陽性者の接触者は68人だった。

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