【DDT】赤井沙希 火野裕士の超重厚チョップ耐えた!「お前は本物のプロレスラーや」

火野の攻撃に悶絶する赤井

DDTの「WRESTLE PETER PAN2021」(21日、神奈川・富士通スタジアム川崎)で、KO―D6人タッグ王者の「ダムネーション」遠藤哲哉(39)、高尾蒼馬(33)、火野裕士(36)組が「イラプション」赤井沙希、坂口征夫、樋口和貞組を下し、V3に成功した。

戦前の会見で赤井から「男子の中で何で女子が1人だけいるのか違和感を持っている人もいると思うんですが、そういう人たちも黙らせたい。火野選手のチョップをパートナーの2人が食らっているのを見て、ヤバイというのは分かってます。でも、怖さとヤバさを乗り越えてこそのチャンピオンにならないといけない。だから火野さん、遠慮なく私にチョップを打ってきてください!」と懇願されていた火野。会見で「打つわけないやろ! バラバラになってしまうで。わしはプロレスラーであって殺人鬼じゃないからな」と一蹴していた通り、試合でも序盤から赤井への攻撃を行わないなどしていた。

だが終盤、赤井と一騎打ちの状況になるとチョップやラリアートを解禁。体重123キロの火野が53キロの赤井に攻め込むと会場から悲鳴が上がったが、赤井は驚異のタフネスで立ち上がる。これに驚きの表情を見せた火野だったが、最後は必殺のファッキンボムで豪快に叩きつけて3カウントを奪った。

試合後、赤井は息絶え絶えでコメントできず。マイクを持って「赤井、お前は本物のプロレスラーや」と話した火野はその後も「わしのチョップをまーまー受けとった。あれだけ俺のチョップとラリアートを受けてキックアウトするんやから、プロレスラーとして認めるよ」と赤井の奮闘を認めた。ともあれ、勢いづくダムネーションは止まらない。遠藤は「おれたちが続く限り、ずっと持ち続けますよ」と力をこめたが、このまま長期政権を築けるのか。

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