西武・中村剛也内野手(38)が22日のオリックス戦(京セラ)で通算22本目となる満塁ホームランを放った。
この試合に「4番・三塁」でスタメン出場した中村は無死満塁で回ってきた初回の第1打席でオリックス先発・山崎福の初球チェンジアップを一閃。中村独特のバックスピンを利かせた打球はピンポン玉のように舞い上がりレフトスタンドへ着弾する今季10号の先制グランドスラムとなった。
中村は「打ったのはチェンジアップです。打ててよかったです!」とコメント。
通算434号(歴代16位)となる一発は昨年10月24日のソフトバンク戦(ペイペイ)以来となる通算22本目の満塁弾でもあった。
この記録に関しては、すでに2015年8月9日に通算868本をマークする「世界のホームラン王」王貞治(巨人=現ソフトバンク球団会長)の15本を抜いて以降は6年間、一人旅を続けている中村だが、この記録をMLBレコードにあてはめても凄い。
歴代1位はアレックス・ロドリゲス(ヤンキース)の25本で2位は同じヤンキースのレジェンド、ルー・ゲーリッグの23本。中村の22本はメジャー歴代3位のマニー・ラミレス(レッドソックスなど)を1本上回る〝歴代単独3位〟に相当する。
◇MLB歴代満塁本塁打ランキング
1位=A・ロドリゲス(ヤンキース)25本
2位=L・ゲーリッグ(ヤンキース)23本
☆中村剛也(※NPB=西武)22本
3位=M・ラミレス(レッドソックスなど)21本
4位=E・マレー(オリオールズなど)19本