サマースプリントシリーズ第4戦のGⅢ北九州記念(22日=小倉競馬場、3歳以上芝1200メートル)は、幸英明騎手騎乗のヨカヨカ(牝3・谷厩舎)が、外から差し切ってV。熊本産サラブレッドのJRA重賞初勝利という歴史を刻んだ。
2年ぶりに51キロという負担重量で競馬に臨んだ幸騎手は「道中は手応えが良く、スムーズだったので4角を回る時の手応えでなんとかなるんじゃないかと思いました。それでも、最後は内に馬もいましたし、無我夢中でした」と話した。
管理する谷調教師は「九州産馬としてこの九州で、北九州記念を勝てて感無量です」と号泣。先週は昨年死去した父の谷八郎元調教師の一周忌だったそうで「親父も後押ししてくれたのかなと思います」と感慨深げに語った。厩舎にとっては2014年の菊花賞(トーホウジャッカル)以来7年ぶりのJRA重賞だった。