これも中田無償トレード余波か 巨人・テームズが自由契約

原監督(左)もテームズに期待していたが…

これも中田翔内野手(32)の電撃無償トレードの余波なのか――。23日、巨人のエリック・テームズ外野手(34)が自由契約選手としてNPBから公示された。

テームズはコロナ禍による来日遅れで春季キャンプを経ず、4月27日ヤクルト戦(神宮)でデビュー。だが3回の左翼守備で右アキレス腱断裂の重傷を負い、同30日、手術のため帰国となった。

球団幹部は「まだポストシーズンに復帰できる可能性がある」として支配下登録を続けてきたが、20日に日本ハムで暴行問題を起こした中田が無償トレードで加入。これで巨人の支配下選手は69人と上限70人まで残り1枠となっていた。

8月末の補強期限までに育成選手の昇格、駆け込み補強などを考慮した場合、枠を空ける必要がある。メジャー96発、韓国124発を誇る大砲が、巨人では不運にも結果を残せなかった。

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