海外メディアがコロナ感染深刻化する中でのパラリンピック開催を猛批判

パラリンピックの開催に海外から批判の声が…

新型コロナウイルス感染が深刻化する中での東京パラリンピック開催を海外メディアが続々と批判した。

24日に東京パラリンピックは開会式を迎えるが、東京は数千人単位の新規感染者が続いており医療ひっ迫は極めて危険な状況に陥っている。

そうした中での開催強行に、米紙「ロサンゼルス・デーリーニュース」は「東京の新型コロナの状況が五輪開催時より悪いにもかかわらず、パラリンピックが開かれる。国際パラリンピック委員会(IPC)と大会組織委員会および保健当局が開催都市でのコロナ危機がさらに悲惨であると認めているのに火曜日から開催される」と厳しく批判した。

また「AFP通信」は「日本のウイルスの状況は五輪開会式から数週間で劇的に悪化した。ワクチンの2回接種を終えたのは全人口の40%だけで、急速に蔓延しているデルタ株に対応するには不十分だ」とワクチン接種が国民の半数にも満たない状況での開催を危険視。「専門家は対策が機能していないようで、より厳しい制限が必要であると警告する。大会を進めることはウイルスに関する政府のメッセージを弱体化させると主張する人もいる」とパラリンピックが感染拡大につながる可能性も指摘した。

東京が危機的状況に窮する中でのパラリンピック開催に不安が高まる。

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