【東京パラリンピック】江戸川区が学校連携観戦を中止「コロナの感染が拡大している」

江戸川区がパラリンピックの学校連携観戦を中止

東京都江戸川区教育委員会は24日、児童や生徒に東京パラリンピックの観戦機会を提供する「学校連携観戦プログラム」への参加を中止すると発表した。

江戸川区は「区内公立学校・幼稚園の子どもたちが競技の観戦を通して、一人ひとりの心にかけがえのない記憶となる貴重な機会として、同プログラムへの参加を決定し準備を進めて参りました」とコメントした上で「現在の新型コロナウイルスの感染状況が拡大していることを鑑み、同プログラムへの参加を中止することと判断いたしました。競技会場での観戦を楽しみにしておられたお子様には、再び大変残念な思いをさせることとなり申し訳ありませんが、何卒ご理解・ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします」と理解を求めた。

7月上旬から全国各地でコロナの感染者が急増し、感染症対策として無観客での運営を決断したが、多くのパラ関係者が実施を熱望。20日に行われた日本代表選手団の入村会見で、河合純一団長は「生で見た子供たちが大人になったとき、社会が変わっていくきっかけになると思います。なんとか実現できるようにと思っている」と語っていた。

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