被爆者団体などが広島市に対しサッカースタジアムの建設予定地から見つかった被爆遺構の保存方法を見直すよう緊急要望しました。
【県被団協 箕牧智之理事長代行】
「全部残すいうのはまぁ無理じゃろう思うんですが、軍の施設あるいは原爆の関係の遺構とかいうものはね、
大事にしていかにゃあいけんというのが市の第一前提で方針であってほしいと」
要望書では、遺構の切り取りについての公開説明会や専門家を含めた幅広い議論を重ねた上で
発掘作業は中断して保存方針を再検討するよう訴えています。
広島市は、遺構の一部を切り取って移設し、ほかは撤去する方針を既に示しましたが、
市民グループや日本考古学協会からも全面保存とスタジアム建設の両立を求める声などが寄せられています。
24日の話し合いは紛糾しましたが、市は速やかに文書で回答するということです。