【新型コロナ】24日の神奈川 9人死亡、1948人感染 川崎でクラスター

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で24日、新たに9人の死亡と、10歳未満~90代の男女1948人の感染が確認された。うち1231人の感染経路が不明。

 横浜市は、60~90代の男女6人が死亡したと発表した。80~90代の女性3人はクラスター(感染者集団)が起きた市内の通所介護施設利用者で、うち2人は7月29日に2回目のワクチン接種を終えたが、7月31日と8月3日にそれぞれ陽性が確認された。亡くなったほかの60~80代の男女3人は感染経路不明。8月3日~21日に感染が分かり、その後状態が悪化した。

 川崎市は、市内在住の50代男性の死亡を発表。7月27日にせきや頭痛の症状があり、28日に市内医療機関を受診して29日に陽性が判明した。軽症で自宅療養していたが、8月4日に医療機関に入院。23日に新型コロナウイルス感染症肺炎で死亡した。

 相模原市は、市内在住で自宅療養中だった50代女性が死亡したと発表した。
 
 藤沢市は、市内在住の70代女性の死亡を発表。17日に陽性が判明し中等症で医療機関に入院していたが、21日に亡くなった。基礎疾患があったという。

 川崎市内では、大学の運動部の寮で10~20代の男子学生8人の感染が確認された。この寮での感染者は9人となり、市はクラスターが発生したとみている。

 ◇

 在日米海軍横須賀基地は24日、同基地で20日以降新たに関係者28人の感染を確認したと発表した。同基地の24日現在の感染者数は68人。

 在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)は24日、基地関係者4人の感染を新たに確認したと発表した。

© 株式会社神奈川新聞社