巨人・坂本“盟友撃ち”の先制弾も…「今季は打点で貢献できてない」と課題を意識

3回に先制ソロを放った巨人・坂本

盟友討ちの鮮やか弾だ! 巨人の坂本勇人内野手(32)が24日の広島戦(東京ドーム)に「2番・遊撃」で先発出場。3回に13号先制ソロを放ち、勝利に貢献した。

侍の盟友から大きな一発を放った。この日の相手先発は、東京五輪の野球日本代表として共に戦い、金メダル獲得に貢献した森下。そんな若き右腕を相手に、坂本は0―0で迎えた3回一死走者なしの場面で打席を迎えると、森下の投じた2球目、118キロのカーブを完ぺきに捉え、打球を左翼スタンドへ。貴重な先制点を奪い取った。

昨日の敵は今日の敵――。夢舞台で共闘した好投手との対戦に「五輪で一緒のチームメートとして戦い、いい投手だということを再度実感しました。これから何度も対戦することになるので、いい対決ができるように、負けないように頑張ります」と話した坂本。実際には相性の良さを見せており、これで今季の森下との対戦成績は6打数2安打、内2本とも本塁打と好成績。後半戦でも〝森下キラー〟としての活躍に期待が集まる。

一方で坂本は「今年はあまり打点でチームに貢献できていないので、1打点でも多くあげられるように頑張ります」と反省。今季は「2番」に定着していることや、ケガによる離脱などもあり、ここまでの打点は「24」と例年に比べて少ないことは確か。後半戦では猛チャージをかけ、チャンスで決める男になる。

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