緊急事態宣言地域拡大へ 広島県も

緊急事態宣言が広島県内にも適用される方針が固まりました。25日午後に正式決定される見通しです。

政府は広島など8道県を緊急事態宣言の対象に追加する案を示し分科会の了承を得ました。

期間は27日から9月12日までとしています。

県内では8月20日からまん延防止等重点措置が適用されていますが、新規感染者数がステージ4の指標を大きく超えるなど感染拡大に歯止めがかからない状況です。

県は宿泊療養施設が26日にも満室となり軽症者と無症状者が自宅療養になる可能性があるとして、医療提供体制は「危機的状況にある」と説明しています。

緊急事態宣言の拡大は午後の政府対策本部で正式に決定される見通しです。

一方、広島県医師会は24日、県民へのメッセージを発表しました。

広島県医師会 松村誠会長「現在の感染爆発はまさに大災害級であります。今こそ命を守る行動をしていただきたい」

県医師会では訪問医療やオンライン診療の支援を強化し、病床や宿泊施設、医療品などの確保については引き続き県に要望していく考えを示しました。

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