ユベントス元会長がロナウドの早期退団を願う「獲得したのは間違いだった」

クリスチアーノ・ロナウド(ロイター)

イタリア1部ユベントスのポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(36)の早期退団を願う声が〝重鎮〟から飛び出した。ユベントス元会長のジョバンニ・コボリ・ジッリ氏が、同国メディア「セリエAニュース」に「ロナウドがユベントスを離れるのが早ければ早いほど、彼とチームにとってより良いことだ」と言い切った。

ロナウド批判ともとられかねない発言はこのようなコメントの中でなされた。「私はいつも率直にものを言う。ロナウドを獲得したのは間違いだったし、私が会長だったら獲得しなかっただろう。彼に支払われた金額は回収するのは難しく、財政面の負担は大きい。もちろん選手として素晴らしいパフォーマンスなのは言うまでもないが、ロナウドがユベントスを離れるのが早ければ早いほど、彼とチームにとってより良いことだ」。

ユベントスに加入してからの3シーズンで獲得したのは国内タイトルのみで欧州チャンピオンズリーグ制覇は達成できていない。手取り45億円とも言われる高額な年俸給料を支払うスーパースターであるだけに、費用対効果は低く、物足りない印象だ。それならば来夏に契約を満了してフリーで移籍される前に、売却した方が、ピッチ上でパフォーマンスを発揮するよりも、財政的に苦しいチームへの貢献となるわけだ。

現在もロナウドの移籍話はくすぶり続けており、欧州の移籍期限まで残り1週間で何かが起こるのだろうか。

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