〈新型コロナ詳報〉25日・上越市最多の12人 糸魚川市は1人 県内で過去最多159人

 県内で25日、新たに159人の新型コロナウイルス感染症患者が確認された。1日の感染者数としては過去最多を更新。このうち上越地域では、上越市が市内最多の12人、糸魚川市が1人。

 上越市は男性が9人、女性が3人。年代は10代が3人、20代が5人、40代が1人、50代が2人、60代が1人。10人が県内感染者の濃厚接触者で、うち2人に県外移動歴がある。2人が感染経路不明。過去に発生した集団感染による感染者はなく、中等症・重症者はいない。

 市教育委によると、10代男性1人は市立中の生徒。感染が判明した家族の濃厚接触者として24日にPCR検査を行い、陽性が判明した。4日から登校しておらず、他の生徒や教職員との接触はない。教育活動に影響がないことから校名は非公表。

 また県教育庁は10代男性1人が上越総合技術高の生徒と発表。生徒の行動履歴の調査は終了しており、保健所より学校内での感染拡大がないと判断されたため、臨時休業は行わない。

 同市の感染者数の累計は202人となった。

◇30代会社員の男性1人感染 糸魚川市

 糸魚川市の感染者1人は同市在住、勤務の30代会社員男性。19日に鼻汁、20日に発熱し、症状が継続したため23日に医療機関を受診してPCR検査を実施。24日に陽性が判明した。感染経路、濃厚接触者、行動歴は県が調査している。

 同市の感染者は累計35人になった。

◇従業員1人の感染を発表 直江津電子工業

 直江津電子工業は25日、頸城区城野腰の本社工場に勤務する従業員1人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。

 従業員は現在、隔離療養中。同社は保健所の指示に基づき、従業員や接触者の行動履歴の確認、健康状態のモニタリングを保健所へ報告し、従業員が使用した共有設備の消毒を実施。定期的な換気や手で触れる共有部分の消毒など、社内感染防止対策を講じつつ事業を継続するとしている。

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