マイサウナ冨田の次はパイプカット今井豊 闇献金自白で維新離党も〝トカゲのしっぽ切り〟

今井豊氏(右)と日本維新の会・松井一郎代表

大阪市長で日本維新の会の松井一郎代表(57)が25日、貝塚市選出で同党の副代表を務める今井豊大阪府議(64)に浮上したスキャンダルについて言及した。

今井氏は25日、週刊新潮のニュースサイト「デイリー新潮」で、大阪府貝塚市の藤原龍男市長から違法な献金を受け取っていたと報じられたことを受け、離党届を提出し、受理された。実は新潮からは不倫のことをツッコまれたのだが、なぜか闇献金を自白するという前代未聞の展開だった。

報道陣からこの件を問われた松井氏は「今井さんからは個人的な事情で週刊誌の取材を受けた。個人的な問題が生じていると。だから、党に迷惑をかけるので離党したいとは聞いた。詳しく中身は聞いていない。個人的に異性の問題、複数の問題が生じているとは聞いているけど、それ以上は聞いていない」と述べた。

維新を巡っては、不祥事を起こすたびに「党に迷惑をかけたくない」と辞任する事態が多発。“トカゲのしっぽ切り”との批判もあるが、松井氏は「自ら辞めるというのを無理やり止められない。迷惑かけたくないという話だったので」と“いつもの”対応。

今後の聞き取りについては「法に照らしておかしいことがあれば、党として…でも、辞めてるわけですけどね。けじめは付けなければならないと思う」と話し、今井氏に「法に触れるようなことなら潔く議員辞職だと思う」と結党以来の戦友を突き放した。

今井氏は新潮に対し、不倫疑惑について釈明する際に「俺、パイプカットもした。(中略)パイプカットしてんのはヤクザもんかオレか、って言われてたんや」と豪語したとも報じられた。

これに府政関係者は「維新は多士済々やね。ポビドン吉村、マイサウナ冨田、次はパイプカット今井…。IR(カジノを含む統合型リゾート施設)で変な話が出てきたら、さすがの維新も終わるんちゃうか。とはいえ、不祥事にもギャグを絡めるサービス精神が自民党にはない魅力になってしまうのが大阪の悪いところやわ」とあきれ果てていた。

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