「よかペイ」タクシーにも導入 9月から長崎、佐世保など

QRコードを読み込み、利用金額を入力して決済する「よかペイ」=長崎市大橋町、ラッキー自動車

 十八親和銀行(長崎市)のスマートフォンによるキャッシュレス決済サービス「YOKA!Pay(よかペイ)」が9月1日、長崎タクシー共同集金(同市)に加盟する33社と1協同組合のタクシー計約1300台に導入される。
 同共同集金は、加盟社で共通利用できるタクシーチケットの販売、運営をはじめ、加盟社でのクレジットカード利用や「ペイペイ」などの決済アプリの精算を代行している。
 よかペイを導入する加盟社の営業エリアは長崎、佐世保両市、西彼長与、時津両町、諫早市多良見町。利用客が車内に設置されているQRコードをスマートフォンで読み取り、利用金額を入力、乗務員に決済成立を確認してもらう。利用金額は顧客の銀行口座から引き落とされ、十八親和銀行と同共同集金を経由し、各加盟社に支払われる。
 同共同集金の室泰詞専務は「国が将来、デジタル通貨の流通を視野に入れる中、銀行系決済サービスの需要が高まるだろう。全国9銀行の決済サービスも利用できるため、県外の観光客や出張客の利便性向上につながる」とした。土曜午後9時~日曜午前7時の利用はできない。

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