【新型コロナ】神奈川県所管域で過去最多576人感染、4人死亡 海老名総合病院でのクラスター死者12人に

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は26日、県所管域で新たに4人の死亡と、10歳未満~90代の男女576人の感染が確認されたと発表した。県所管域の新規感染者数は20日の484人を上回り過去最多。

 亡くなった4人のうち、80代男性3人はいずれもクラスター(感染者集団)が発生している海老名総合病院(海老名市)の入院患者。3人は他疾患で入院していたが、19日から20日にかけて新型コロナ感染症による肺炎で死亡した。同病院のクラスターによる死亡者は12人になった。

 相模原市の90代女性は18日に介護老人保健施設で陽性と判明。23日に他疾患により死亡した。

 新規感染者のうち、11人が中等症、565人が軽症または無症状で、321人の感染経路が不明という。年代別の内訳は、20代が140人、40代113人、30代89人、10代85人、50代81人、10歳未満33人、60代18人、70代9人、80代7人、90代1人。

 クラスターが発生している県厚木保健福祉事務所管内の運送業事業所で新たに30代女性従業員の陽性が判明し、感染者は計12人となった。

 県はまた、5日に新規感染者として公表した小田原市の10代女性について、重複があったとして患者発生届を取り下げた。

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