東北電力株式会社とエクイスが新潟東港にバイオマス発電所を建設

バイオマス発電設備の開発予定地

東北電力株式会社(宮城県仙台市)は26日、Equis Development Pte. Ltd.(エクイス 本社:シンガポール)が設立した新潟東港バイオマス発電合同会社へ出資参画し、エクイスと共同でバイオマス発電事業へ取り組むことを発表した。東北電力グループとしては新潟県内で初めての再エネ開発事業への出資案件、エクイスにとっては国内3番目のバイオマス発電プロジェクトとなる。

この事業は、新潟県聖籠町の新潟東港工業団地内に、輸入木質ペレットを主な燃料とする出力規模5万キロワットの専焼バイオマス発電設備を建設・運営する計画。2022年3月から土地造成工事を開始し、同年5月に工事着工、2024年10月に運転開始を予定する。

同事業では年間3億6,500万キロワット時、一般家庭約11万7,000世帯分の年間電力消費量に相当する電力の発電が見込まれ、これにより年間約19万トンの二酸化炭素が削減されるという。

出資額は非公開であるが、出資比率はエクイスが80%で、東北電力が20%。東北電力は同事業において、専焼バイオマス発電設備の設計や、建設時におけるオーナーズエンジニアリング業務(発電設備の設計、建設、運転準備などに関するオーナー、つまり新潟東港バイオマス発電合同会社への支援業務)、営業運転開始後の運転・保守業務を担う。

発電所の完成予想図

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東北電力 webサイト

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