【ボクシング】コロナ陽性で拳四朗の9月10日の世界戦延期が決定

寺地拳四朗

真正ジム(山下正人会長)は26日、世界WBCライトフライ級王者の寺地拳四朗(29=BMB)の9度目の防衛戦(9月10日、京都市体育館)の延期を発表した。

同級1位矢吹正道(28=緑)との一戦を控えて練習していた拳四朗だが、新型コロナウイルス陽性判定が出たことを父で所属ジムの寺地永会長がこの日発表。23日に担当トレーナーがコロナ感染したため、それ以降は自宅待機となっていたが25日のPCR検査で陽性反応が出た。一時は37・5度の発熱と倦怠感の症状が出たが、現在は36・9度ほどの微熱で保健所からの指示を待っている状況だという。

世界戦について寺地会長は「プロモーターとの兼ね合いもある」と明言を避けていたが、試合をプロモートする真正プロモーションは正式に延期を決定。同ジムは「弊社主催興行『THE REAL FIGHT』WBC世界ライトフライ級タイトルマッチに出場予定の、王者寺地拳四朗(BMB)選手に新型コロナウイルス陽性反応が確認されました。よって、9月10日(金)京都市体育館で予定しておりました全試合を延期とさせて頂きます」とした。新たな日程については9月初旬に発表される見込みという。

元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高氏の持つ国内連続最多防衛記録13回超えを狙う拳四朗は、年内に防衛数を10度まで伸ばすことを目標に奮闘していたが、極めて難しい状況となった。

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