「あおり運転」厳罰化から1年 長崎県内は2件摘発

 あおり運転の厳罰化を盛り込んだ改正道交法が施行された昨年6月30日からの1年間、長崎県警は同法のあおり運転容疑で2件2人を摘発した。うち時津署が摘発した1件では第三者の車両に搭載されたドライブレコーダーの映像が証拠の一つとなった。
 県警交通指導課によると、西海署などが今年3月8日に佐世保市の60代男性を、時津署が5月25日に長崎市の10代少年を、いずれも一般道であおり運転をした疑いで書類送検した。2件とも「幅寄せ」などの妨害運転。人身事故や、罰則の重い「著しい危険」はなかった。
 同課は「『割り込まれた』と憤慨するといった交通トラブルがきっかけで、発生することが多い。気を落ち着かせて運転することで妨害運転をしない、受けないことにつながる」と呼び掛けている。

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