【22日】長崎県内コロナ感染68人 時津のクラスター拡大

22日発表の市町別感染者数(左)、新型コロナウイルス感染者の入院状況(21日午後7時現在)

 長崎県などは22日、県内6市5町で計68人の新型コロナウイルス感染を確認した、と発表した。このうち、23人は感染経路が不明。西彼時津町の遊興施設で発生したクラスター(感染者集団)は、新たに利用者の感染が分かり、拡大した。
 時津町の遊興施設のクラスター関連では、新たに利用者4人の感染が判明。感染者は従業員1人と利用者26人の計27人となった。県によると、カラオケやビリヤードなどが楽しめる施設で、会員登録制のため利用者が把握できているとして、施設名は公表していない。
 長崎市の新規感染者は25人。うち1人は、県こども政策局に勤務する60代女性職員。県によると、県民と接する業務には従事していない。県外訪問や県外の人との接触、会食はなかった。県は21日にも同局の県職員1人の感染を公表したが、関連はないという。接触者などを調査中。
 佐世保市は18人。このうち市市民生活部の50代女性職員は、8月5~7日に県外に出張。業務で接触した市民は特定し、既に庁舎の消毒を済ませた。
 このほか、県警は新上五島署の30代男性警察官の感染を発表。発熱の症状があり、発症した20日以降、署員や部外者との業務上での接触は確認されていないという。

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