池江璃花子が五輪後初レース 200メートル自由形のタイムに手応え

東京五輪後、初レースに臨んだ池江璃花子

競泳女子で東京五輪代表の池江璃花子(21=ルネサンス)が27日、千葉県国際水泳場で行われた「日本大学・中央大学対抗戦」で200メートル自由形に出場。2分1秒93で女子7人中1位となった。

東京五輪ではリレーで3種目に出場。五輪後初となるレースで200メートルを選択した池江は、100メートルを58秒99の一着で折り返す。ここからさらにテンポを上げ、頭一つ抜けた状態でフィニッシュした。

2分を切ることはできなかったが、白血病から復帰後初の同種目だった5月の大会では2分8秒44だけに大幅にタイムを縮めた。

徐々に本来の姿を取り戻しつつある泳ぎについて「今日は2分2秒くらいで終えられたらいいなと思っていた。目標にしているタイムより速く泳げてホッとしている」と安堵の表情を浮かべた。今大会で同種目を選択した理由を「前回の復帰戦がすごく遅いタイムだったので、気持ち的に早く泳いでおきたかった」と明かした。

復帰後は主に自由形やバタフライの100メートルで実戦感覚を回復させてきたが、やはり200メートル自由形へのこだわりは強い。「今まで好きな方だった。2分8秒だった時はさすがにもうやりたくないなと思ったけど、今日久しぶりに泳いでみてレースの中でのきつさ、雰囲気は楽しいなと思った。スピードと体力さえつけばすぐ58秒くらいはいけると思

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