【東京パラリンピック】車いすラグビー日本代表 3連勝で決勝トーナメント進出

東京パラリンピック・車いすラグビー(27日、国立代々木競技場)、1次リーグ最終戦が行われ、日本はオーストラリアを57―53で下し、全勝で決勝トーナメント進出を決めた。

前回のリオ大会金メダルの強豪相手に自分たちのプレーを貫いた。最初のトライを主将・池透暢(日興アセットマネジメント)が決め、幸先の良いスタートを切ると、各選手が好守で躍動。29―27で前半を折り返す。後半は王者・オーストラリアのブロックに苦戦する場面も見られたが、要所できっちりとトライを決め、勝利を引き寄せた。

試合後、池は「どんな展開になるか分からないと思っていた。今回は全勝で頂点まで行きたい思いがあった。自分たちの一番いい内容を求めて、もっと先を見据えながら戦おうと決めていた。その結果が点差が開いた形になったので、安心した」と振り返った。

日本代表は、前回のリオ大会で銅メダル。2018年世界選手権では優勝を果たし、今大会は金メダル獲得を目標に掲げている。28日の準決勝は予選リーグ別組の米国か英国と対戦する。

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