2試合連続スタメンのMF久保建英がスルーパスで好機演出 現地メディアも高評価

久保建英

【スペイン・マジョルカ27日(日本時間28日)発】スペイン1部にマジョルカの日本代表MF久保建英(20)はホームのエスパニョール戦に2試合連続で先発し、1―0の勝利に貢献した。

右サイドで出場した久保は序盤から積極的に仕掛け、得意のドリブルからスルーパスなど、何度もチャンスをつくり出すと、前半21分にも決定機を演出したが、味方が決められず得点にはつなげられなかった。それでもチームは前半27分にMFダニ・ロドリゲスのゴールで先制し、この1点を守り切った。

好プレーを見せた久保にスペイン紙「マルカ」は「久保とダニ・ロドリゲスのマジョルカは止められない」と見出しを付けて「久保からの良い攻撃」とし、チーム最高タイとなる2つ星の評価。同国紙「アス」も「久保はマジョルカで別格」とし「久保と(FWフェル)ニーニョのコンビがエスパニョールにエラーを与えた」と報じるなど、高い評価を得ていた。

久保は3ゴールを決めた東京五輪以降、好調をキープ。今後はカタールW杯アジア最終予選を戦う日本代表に合流するため、帰国するが、急成長を見せる若きスター選手がチームに大きな力を与えるはずだ。

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