衆院選 長崎2区の自民加藤氏が不出馬意向 体調不良理由

加藤寛治氏

 自民党衆院議員で元農林水産副大臣の加藤寛治氏(75)=長崎2区、3期目=が次期衆院選に立候補しない意向を固めたことが28日、分かった。既に党県連会長の古賀友一郎参院議員に伝えており、30日に正式表明する。
 関係者によると、島原半島の後援会は28日、後継候補として、長男で秘書の竜祥氏(41)を推すことを全会一致で決めた。
 加藤氏は28日、島原市内であった後援会幹部との会合後、本紙の取材に応じ、不出馬の理由として体調不良を挙げた。後継については「いろいろな方々の意向を聞いて決めないといけない」と述べるにとどめた。県連は古賀会長と三役が対応を協議する。
 加藤氏は同市出身。県議8期、県議会議長、JA島原雲仙組合長などを経て2012年に衆院初当選。農水政務官、副大臣を歴任した。7月末、同市内の事務所開きで「地域の振興発展のため、新たな決意で取り組んでいく。4期目を目指す」と述べていた。
 長崎2区では、比例北陸信越ブロックからくら替え出馬する立憲民主党の松平浩一氏(46)=1期目=が立候補を予定している。

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