エンゼルス大谷翔平が球団初の「40発20盗塁」達成 右手首に150キロ直撃も強行出場

大谷は球団初の「40発20盗塁」を達成(ロイター)

エンゼルスの大谷翔平投手(27)は28日(日本時間29日)、本拠地アナハイムでのパドレス戦に「2番・DH」で出場。相手投手の投球が右手首に直撃してもん絶するアクシデントに見舞われたが、そのまま出続けて4打数無安打1盗塁で、シーズン20盗塁に到達した。「40発20盗塁」は球団史上初の快挙となった。チームは10―2で勝ち、連敗を3で止めた。

初回の第1打席で2ストライクから相手先発左腕・ウェザーズが投じた93マイル(約150キロ)の内角直球が右手首に直撃。右肩口に来た投球を避けきれなかった大谷はもん絶し、本拠地は騒然となった。

すぐにトレーナーが駆け付け、右手首の状態を確認。大谷はスイングを取られ空振り三振となり、痛そうな表情のままベンチへ引き揚げた。ただ、ベンチでは痛みは取れたのか通常の顔つきに戻り、タブレットを見ながら右手をグーパーさせ次の打席に備えた。

3回の第2打席では交代もなく、遊飛に倒れたがほっとひと安心。そして5回の第3打席では四球を選んで二盗に悠々と成功した。無死満塁の好機で迎えた6回の第4打席は投ゴロ。8回の第5打席は空振り三振に倒れ、2試合連続で4打数ノーヒットとなった。

今回のアクシデントは打撃にはそれほど影響はなさそうだが、場所が場所だけに投手としては気になるところ。8月日(同9月1日)のヤンキース戦で9勝目を懸けて先発することになっているが、どうなるか。

© 株式会社東京スポーツ新聞社