風水害、地震…災害への備え多彩に紹介 茅ケ崎でフェア

災害への自助の備えをテーマにした「ちがさき備えるフェア」=茅ケ崎市役所市民ふれあいプラザ

 9月1日の「防災の日」を前に、災害への自助をテーマにした「ちがさき備えるフェア」が、茅ケ崎市役所本庁舎市民ふれあいプラザをはじめ、市内商業施設など計10会場で開かれている。市の主催で5日まで。

 同プラザでは、市民の関心の高い風水害対策やライフラインの地震防災対策をパネルで展示。同市防災会議の構成団体の国土交通省京浜河川事務所が関わる「川の防災情報」や、地点別浸水シミュレーション検索システム(浸水ナビ)、家屋倒壊等氾濫想定区域図など災害への備えに役立つツールを紹介している。

 災害発生からライフラインの復旧までの間、食品などどのような家庭備蓄が必要か、一目で分かるように説明したイラストもある。大規模災害時、被災地支援に出動した県警や陸上自衛隊などの活動の様子を紹介した写真パネルも並べられている。

 イオン茅ケ崎中央店やイトーヨーカドー茅ケ崎店などでは、非常食や折りたたみ水タンクなどの防災グッズを販売する特設コーナーを設けている。市防災対策課は「日ごろから災害に備えることの大切さを展示や防災グッズを通じて理解してもらえれば」としている。

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