玉川徹氏 自民党総裁選に苦言「この1年半のコロナ対策の責任から逃れられる人がいるか」

菅義偉首相

10月17日告示、同29日に投開票を迎える自民党総裁選について、30日のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」のコメンテーターで同局社員の玉川徹氏は「あわよくばメディアジャックして疑似政権交代の期待感を高めて、自民党のイメージアップを狙っているような気もするが、だとしたら甘い」と厳しい目を向けた。

番組では菅義偉首相をはじめ、立候補を表明した岸田文雄氏、出馬へ意欲を見せる下村博文氏、高市早苗氏、出馬の可能性が取りざたされる石破茂氏、河野太郎氏が並ぶパネルを掲示。

玉川氏は「自民党の国会議員にこの1年半のコロナ対策の責任から逃れられる人がいるんだろうか。岸田さんは去年9月まで政調会長としてコロナ対策を党として考える責任者。下村さんは現政調会長ですから、今のコロナ対策が問題だとしたら党として変えろと言える立場。高市さんは総務大臣で地方に対してもっとできることがあったはず。河野さんは現職の閣僚ですから、対策がおかしいなら閣議で言えばいい。石破さんに言えるのは、党内で国会議員として、政府に対して臨時病院を作ってくれと突き上げることもできるのにやっていない。自民党が(総裁の)首をすげ代えて選挙に臨むということになっても、今までの責任から逃れることはできないと思っている」とした。

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