住宅外壁に巨大アート 「あそび」テーマに気分も上向き

外壁の巨大なアート

 長崎市桜馬場1丁目の下田貴宗さん(44)宅の外壁(高さ約15メートル、幅約10メートル)に巨大なアートが登場した。近くの市立桜馬場中の女子生徒をモデルにしたイラストもあり、住民を楽しませている。
 制作者は岡本太郎賞の実績もある京都在住の現代美術作家、若木くるみさん。テレビ番組でも取り上げられる人気者だが、友人の下田さんからの依頼に快諾。6月末ごろ来崎し、わずか4日間で描き上げた。
 「あそび」をテーマに既存の窓を生かしたユニークな構図。通気口からは枝が伸び、チョウが羽ばたいている。「コロナ禍で少しでも楽しい気持ちになってもらえたら」と下田さん。顔も気分も上向きに-。

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