【大相撲】新関脇・明生  名古屋場所で完敗の白鵬に「次こそ倒したい」

オンラインで会見を行った新関脇・明生

大相撲秋場所(9月12日初日、東京・両国国技館)の新番付が発表された30日、新関脇明生(26=立浪)が東京・台東区の部屋からオンラインで会見を行った。

新小結で臨んだ名古屋場所を8勝7敗で勝ち越した明生は2場所連続の昇進会見。「うれしい気持ちと少し緊張しています」と話しつつ「師匠(立浪親方=元小結旭豊)の番付を抜くというのを目標にやってきた部分もあったので、そこが違うかな」と感想を述べた。

先場所は初日に横綱白鵬(36=宮城野)と対戦。「相撲内容は完敗」と自己分析するが「自分は何場所か上位で相撲を取っていたので、初めて対戦したときより実力は付いたと思っていた。そういうものを横綱にぶつけて倒すという気持ちで土俵に上がりました」と振り返る。秋場所では「次こそは倒したい。自分の持ち味の相撲を取りきりたいなと思っています」と言葉に力を込めた。

三役の地位で3場所計33勝以上の成績を残せば大関昇進が見えてくる。「(大関に)上がるための実力をこの地位でしっかり付けて、また2ケタ(白星)を狙ってやっていきたい」と明生。新関脇で臨む秋場所を起点にできるか。

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