無免許飲酒運転の少年に実刑判決 庄原市 高齢夫婦死亡事故

無免許で飲酒運転し高齢夫婦を死亡させた罪などに問われていた少年に対して、

広島地裁は懲役7年から10年の実刑判決を言い渡しました。

起訴状などによりますと、少年(19)は今年2月、庄原市の国道で無免許で酒を飲んだ状態で車を運転し

対向車線の車と衝突する事故を起こし、80代の夫婦を死亡させた罪などに問われています。

きょう(30日)の裁判で広島地裁の日野浩一郎裁判長は、

「自宅で相当量の飲酒をした後に運転を開始し、交通法規を無視したその意思決定は強く非難されるべき」と指摘。

「規範意識の低さには、家庭環境などの影響による面がうかがわれ考慮されるべきであるが、非難を大きく減じるとまではいえない」

として、懲役7年から10年の不定期刑を言い渡しました。

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