【新型コロナ】9月1日から横浜アリーナで音楽イベント 中止求める声相次ぐ 担当者「愛知の形での開催認めない」

横浜アリーナ

 9月1、2日には、愛知県で開催された野外音楽イベントに出た約10組のアーティストらも出演するライブが、横浜アリーナ(横浜市港北区)で予定されている。主催者は異なるが、市や同アリーナには30日、中止を求める声が市民から相次いだ。

 同アリーナでは政府が緊急事態宣言下の大規模イベントに定めた観客上限5千人でライブなどを開催。来場者はマスクを着用し、大声を出さないなどのルールも順守しているという。

 同アリーナ担当者は「現状では予定通り開催する」とした上で、愛知のイベントについて「映像で見たが、あの形の開催は認められない」と強調。今回の主催者に感染対策の徹底を改めて申し入れたといい、「来場者がルールを守ってくれることを信じている」と呼び掛けた。

 また、所管する市の担当課も「電話が一日中鳴りっぱなしの状態。どれも開催に不安を抱く声だった」(担当者)という。開催可否はアリーナ側が判断するといい、市の担当者は「愛知のイベントと今回では主催者も開催形態も異なる。開催する場合は、感染対策のルールを守るよう主催者に呼び掛ける」と述べた。

 神奈川新聞社はライブ主催者にも取材を申し込んだが、同日夜までに返答はなかった。

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