【大相撲】秋場所新番付が発表 照ノ富士&白鵬〝新旧横綱対決〟に注目

平成生まれとしては初の横綱となる照ノ富士

大相撲秋場所(9月12日初日、東京・両国国技館)の新番付が30日、発表された。新横綱照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)は平成生まれで初の横綱となる。29歳7か月は年6場所制以降の初土俵で6位の高齢昇進。関脇→大関2場所→横綱昇進は栃木山、双葉山、照国以来史上4人目。大関陥落経験者の新横綱は三重ノ海以来史上2人目で、序二段転落経験者は史上初の快挙だ。

また、今月4日には官報で日本国籍を取得したことが告示された。これにより本名をガントルガ・ガンエルデネから杉野森正山に変更。師匠の伊勢ヶ浜親方(元横綱旭富士)の本名、杉野森正也と同姓で名前も1字もらった。24日に明治神宮で土俵入りを初披露した照ノ富士は「一層、頑張らなきゃいけない」。心機一転、新たな舞台に挑む。

一方、横綱白鵬(36=宮城野)は7月の名古屋場所で7場所ぶり45回目の優勝を達成。照ノ富士については「新しいライバル。頑張りたい」と刺激を受けている。今場所は大横綱と新横綱の“新旧対決”が注目を集めることになりそうだ。

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