男女予選終了 男子決勝リーグはサウスポーが半数に<卓球・世界選手権日本代表選考会>

<世界選手権日本代表選考合宿 日時:8月30日~9月2日 場所:新潟県・新発田市カルチャーセンター>

31日、日本代表選考合宿は2日目が終了し、男女ともに予選リーグのすべての試合が終了した。

予選リーグ総括

写真:木造勇人(愛知工業大)/撮影:ラリーズ編集部

男子予選リーグでは、全日本選手権で上位に進出した経験のある木造勇人(愛知工業大)や戸上隼輔(明治大)、優勝した経験を持つ宇田幸矢(明治大)、及川瑞基(木下グループ)らが予選を通過し、決勝リーグへと進んだ。また、決勝リーグに進んだ8名のうち、宇田、木造、篠塚大登(愛工大名電高)、森薗政崇(BOBSON)と4名が左利きの選手となった。

写真:長﨑美柚(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部

女子予選リーグでは、早田ひな(日本生命)や長﨑美柚(日本生命)、佐藤瞳(ミキハウス)といった世界選手権に出場経験のある選手が決勝リーグの枠の大半を占めた。

決勝リーグ見どころ

写真:戸上隼輔(明治大)/撮影:ラリーズ編集部

男子は上位3名が世界選手権の代表権を得ることができる。戸上や宇田といった大学生の活躍、及川や森薗政崇(BOBSON)、平野友樹(協和キリン)といったTリーグや日本リーグの実力者が上位を目指しハイレベルな戦いに挑む。

写真:木原美悠(JOC エリートアカデミー/星槎)/撮影:ラリーズ編集部

女子は上位2名という狭き門だ。早田や木原美悠(JOC エリートアカデミー/星槎)といった国際大会でも上位に入る選手による2枠をかけた熱戦が期待されるほか、安藤みなみ(TOP名古屋)や大藤沙月(四天王寺)ら国内トップクラスの選手の勝ち星にも注目したい。

男子 予選リーグ結果

Aリーグ

写真:宇田幸矢(明治大)/撮影:ラリーズ編集部

1位 宇田幸矢(明治大学)*予選通過
2位 木造勇人(愛知工業大学)*予選通過
3位 龍崎東寅(三井住友海上火災保険株式会社)
4位 𠮷田雅己(木下グループ)
5位 岡野俊介(愛工大名電高校)
6位 英田理志(愛媛県競対)

Bリーグ

写真:森薗政崇(BOBSON)/撮影:ラリーズ編集部

1位 森薗政崇(BOBSON)*予選通過
2位 戸上隼輔(明治大学)*予選通過
3位 曽根翔(愛知工業大学)
4位 鈴木颯(愛工大名電高校)
5位 松島輝空(星槎中学校)
6位 吉村真晴(愛知ダイハツ)

Cリーグ

写真:篠塚大登(愛工大名電高)/撮影:ラリーズ編集部

1位 篠塚大登(愛工大名電高校)*予選通過
2位 平野友樹(協和キリン)*予選通過
3位 有延大夢琉球アスティーダ
4位 吉村和弘岡山リベッツ
5位 濵田一輝(愛工大名電高校)
6位 高橋航太郎(実践学園高校)

Dリーグ

写真:及川瑞基(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

1位 及川瑞基(木下グループ)*予選通過
2位 田中佑汰(愛知工業大学)*予選通過
3位 神巧也T.T彩たま
4位 村松雄斗(東京アート)
5位 吉山僚一(愛工大名電高校)
6位 川上流星(新発田ジュニア)

女子 予選リーグ結果

Aリーグ

写真:早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部

1位 早田ひな(日本生命)*予選通過
2位 佐藤瞳(ミキハウス)*予選通過
3位 原 芽衣(四天王寺高校)
4位 張本美和(木下アカデミー)
5位 森田彩音(デンソー)
6位 香取悠珠子(卓桜会)

Bリーグ

写真:安藤みなみ(トップ名古屋)/撮影:ラリーズ編集部

1位 安藤みなみ(TOP 名古屋)*予選通過
2位 橋本帆乃香(ミキハウス)*予選通過
3位 小塩遥菜(JOC エリートアカデミー/星槎)
4位 横井咲桜(四天王寺高校)
5位 森さくら(日本生命)
6位 赤江夏星(香ヶ丘リベルテ高校)

Cリーグ

写真:大藤沙月(四天王寺)/撮影:ラリーズ編集部

1位 大藤沙月(四天王寺高校)*予選通過
2位 長﨑美柚(日本生命)*予選通過
3位 木村香純(専修大学)
4位 菅澤柚花里(四天王寺高校)
5位 松岡優香(東京富士大学)
6位 加藤美優日本ペイントマレッツ

Dリーグ

写真:芝田沙季(ミキハウス)/撮影:ラリーズ編集部

1位 芝田沙季(ミキハウス)*予選通過
2位 木原美悠(JOC エリートアカデミー/星槎)*予選通過
3位 出澤杏佳(専修大学)
4位 笹尾明日香(早稲田大学)
5位 面田采巳(四天王寺高校)
6位 南波侑里香(日本ペイントマレッツ)

世界選手権日本代表選考合宿とは

2021年11月23日からアメリカのヒューストンで行われる世界選手権個人戦の出場権をかけて、日本国内でトップクラスの実力を持つ選手が一堂に会する。男女シングルスではそれぞれ5名まで出場権を獲得することができ、男子3名、女子2名をこの選考合宿で決める。

この選考合宿には、アジア選手権選考会で10位に入った選手や、全日本ジュニアやインターハイ等で優勝した選手など男女各24名が出場する。予選で6名ごとのリーグ戦を行い、各リーグ上位2名が決勝リーグへと進む。決勝リーグに進んだ選手には、来年に開催が予定されている第1回Road to Paris選考会(パリ五輪の国内選考会)への出場権を得ることができる。

また、この選考合宿は有観客で行われる。開催地である新潟県の方を対象に各日350人を動員する。コロナ対策も徹底し、来場者には事前にチェックシートの記入が求められている。

文:ラリーズ編集部

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