【新日本】鷹木信悟 コロナ完治! “自称王者” オスプレイへの怒り…9・5EVIL戦で大発散予告

鷹木の怒りは爆発寸前だ

新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者・鷹木信悟(38)が、新型コロナウイルス感染からの完全復活を誓った。医師からゴーサインを出され、予定通りEVILとのV2戦(5日、埼玉・メットライフドーム)出撃が決定。米国でやりたい放題の〝自称IWGP世界王者〟ウィル・オスプレイへの怒りを挑戦者に転嫁し、復帰戦から大暴れする。

コロナ感染のため欠場していた鷹木は、復帰戦となるEVILとのV2戦に向けてトレーニングを再開している。「幸いにも軽症で、隔離期間中も自宅で軽く運動していたからね。むしろ休んだことで、(体の)悪かった箇所が良くなってるくらい。17年間やってきてるし、たった3週間(の欠場)で試合勘が鈍るほどヤワじゃないよ」と不安を一掃した。

欠場中は王者として看過できない問題が勃発した。5月に「全治未定の首の負傷」で王座を返上した前王者のオスプレイが、8月14日の米ロサンゼルス大会で復帰を宣言。現在も自身が王者であると身勝手な主張を展開し、自作ベルトを使い「リアルIWGP世界ヘビー級王座防衛戦」を行う方針を示している。

「暫定王者」呼ばわりされた鷹木は「ヤツへの怒りのあまり熱が38・4度まで上がった日もあった…。3か月も音沙汰なかったヤツが今さら何を言ってるんだ? 寝言は寝て言え」と激高。オスプレイは不服を申し立てているが、決定済みだったオカダ・カズチカとの防衛戦を行えなかった以上、団体の王座返上措置は極めて妥当だ。

「勝手にやらせておけばいいよ。ただ、そもそも新日本は何であの言動を黙認してるんだよ。当然俺は認めないし、文句があるなら日本に来いって話だよ」と不快感をあらわにする。

さらにその感情は、だいぶ理不尽なことにEVILへと向けられた上に怒りが増幅する一方だ。「やたら完成度の高いコピーのベルトをオスプレイが持ってるけど、俺のベルトはEVILのせいで2箇所も破損している…。知らないヤツが見たら、こっちが偽物だと思われるじゃねえか それもこれも全てEVILのせいだ」と吐き捨て、7月25日東京ドーム大会での挑戦表明時と、同31日後楽園大会後の襲撃の2度にわたる蛮行でベルトを傷物にした挑戦者に全責任を押しつけた。

随所に散見されるジャイアニズムは、鷹木の完全復活が近いことを証明しているようだ。「ドームの借りはドームで返す。EVILに落とし前つけて、ベルトの修理代も多めに払わせて補強代の足しにしてやるからな」。たまりにたまったフラストレーションをメットライフドームで爆発させる。

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