韓国メディア「現代自動車とアップルが水面下でコア技術を共有」「アップルカー提携復活も」

現代自動車とアップルによるアップルカーをめぐる提携説が再浮上している。現代自動車の新モデルにアップルの新技術が搭載されていたことから、水面下で両社が協力関係を続けてきたとの見方が出ている。

韓国の有力放送局JTBCは31日、現代自動車がEV新モデルである「GV60」にアップルのiPhoneに「デジタルキー」技術を搭載すると報じ、「これまでGoogleのAndroid OSを使うサムスンのスマートフォンでのみ可能だったが、アップルが現代自動車とコア技術を共有したことが把握された」と報じた。

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JTBCによると、同技術を「アップルが他の企業に開くのは異例」であるとし、現代自動車に先立ってデジタルキー技術のコラボレーションしたのは独BMWだけであると説明した。

現代自動車は今年初め、アップルカーの生産でアップルと提携するという報道がかけめぐり、株価も高騰した。外信なども、現代自動車傘下の起亜自動車の米工場でアップルカーが生産されると報じ、正式発表が間近とみられたが、2月に「アップルと自律走行車の開発のための協議を進めていない」と現代自動車が明らかにし、破談したとみられていた。

当時、現代自動車側のリークを、秘密主義を好むアップルが嫌気したとの報道や、アップルの「下請け」になることを現代自動車側が危惧したとの見方も出ていた。

JTBCは「現代自動車とアップルが電気自動車を媒介にコラボレーションを継続することができているという分析も出ている」とし、両企業とも否定しているものの水面下では様々な技術コラボレーションが現在進行中であると把握されるとの専門家意見を伝えた。

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