マリナーズの菊池雄星投手(30)は31日(日本時間1日)に本拠地シアトルでのアストロズ戦に先発し、7回を4安打無失点、4三振3四死球の快投を見せたものの、打線の援護がなく勝敗は付かなかった。打者26人に102球。防御率4・12。チームは4―0で勝った。
ここまで4試合で1勝2敗、防御率6・23と苦手にしていたメジャー屈指の強力打線に適時打を許さなかった。初回、先頭アルテューベを投ゴロに打ち取ると、続くディアスはチェンジアップ、3番コレアは直球で連続空振り三振を奪い、12球で終えた。2回は先頭アルバレスを中飛に仕留めるると制球が乱れ2者連続四球。タッカーを中飛、マイヤーズをチェンジアップを空振り三振。
3回は先頭打者に死球を与えるもアルテューベを一飛、ディアスを遊ゴロ併殺打に仕留めた。4回は先頭コレアにこの日の初安打を左前に運ばれ、一死後、グリエルにも左前打。一死一、二塁とピンチを招くも後続を抑えた
5回は三者凡退で終えたが、6回一死でコレアに右越え二塁打。しかし、4番アルバレスを左飛、5番グリエルを一ゴロで片付けた。7回は先頭ブレグマンに左前打されたが、続くタッカーを二ゴロ併殺打を打たせ、マイヤーーズは遊飛。球数が102球に達しており、ここで降板となった。
7回無失点は4月29日(同30日)のアストロズ戦、6月12日(同13日)のインディアンス戦に次いで今季3度目だった。
8勝目が付かなかったのは残念だが、直近の4試合はいずれも6回持たずに降板しており、7回無失点は手応えがあっただろう。先発機会は残り5回ほど。メジャー初の2桁勝利は絶対にあきらめない。