日本代表MF堂安律(23=PSVアイントホーフェン)が、今夏の移籍が実現せず複雑な胸中を吐露した。
堂安はドイツを中心に新天地を模索し、現地ではマインツやホッフェンハイムなどからの関心が報じられたが移籍は実現しないまま欧州の移籍市場は終了し残留となった。
1日にオンラインで取材に応じた堂安は「いろんな自分の行きたかったところはあったけど、もう仕方ない。今は所属先のことは考えず、日本代表のことを考えてプレーするようには心掛けている」と代表でのプレーに気持ちを切り替えようとしつつ、移籍への未練も垣間見せた。
PSVアイントホーフェンでは今季ここまで出場機会がなく構想外に近い状況になっており、今後も窮地が予想される。「決まったところで自分の力を出すというのが、選手としてプロとして一番しなくてはいけないことなので」と言葉を絞り出すように語った。
クラブで出場機会を得られなければ代表でのプレーにも影響は必至。東京五輪で10番を背負った次期エースの今後が気がかりだ。