サカスタ建設予定地の被爆遺構 被爆者団体などの要望に広島市は

サッカースタジアム建設予定地から出土した被爆遺構に関する被爆者団体などの要望に広島市が回答しました。

広島市 杉山朗市民局長「スタジアムの整備と文化財の保存が両立する方法として壊す部分は記録保存しましょうと」

広島市は3カ所のみを切り取って移設保存し、他の被爆建物と一体的に取り扱うことを検討するなどと回答しました。

被爆遺構についてはこれまでに被爆者団体などが専門家を含めた幅広い議論を重ねた上で、作業は中断して保存方針を再検討するよう要望していました。

広島被爆者団体連絡会議 田中聰司事務局長「心を込めて向き合った回答ではないと思うね」

ここまでの手順や文化的価値の評価などで今回も話し合いはまとまりませんでしたが、広島市は予定通り3日から切り取り作業を始めるということです。

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