横須賀市の盛り土「異常なし」 77カ所調査

横須賀市役所

 静岡県熱海市伊豆山の大規模土石流を受け、横須賀市は2日までに、市内の大規模盛り土造成地の調査を行い、現時点で早急な対応が必要な場所がないことを確認した。

 調査は7月9日から28日にかけて実施。地盤面の水平面に対する角度が20度以上かつ高さが5メートル以上ある盛り土造成地182カ所と、谷などを3千平方メートル以上埋めた大規模盛り土造成地のうち、大きなのり面がある77カ所について現場を調査した。盛り土ののり面や擁壁について、湧水や亀裂がないか目視で確認し、現時点で早急な対応が必要な場所はなかったという。

 2日の市議会9月定例議会都市整備常任委員会で報告した。

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