連敗ストッパーだ。広島は2日のDeNA戦(横浜)に11―3の大差で勝利し、連敗を2で止めた。先発の九里亜蓮(30)が6回5安打3失点の粘投。また打線も13安打11得点と爆発するなど、投打がかみ合った。
前日1日に誕生日を迎えた九里は自己最多タイの9勝目(6敗)。ヒーローインタビューで「何とか勝つ投球ができて良かった」としつつも「6回で降りてしまっている。長いイニングを投げて勝てるように頑張りたい」と反省も口にした。
今年、九里が重視しているのがイニング数。「勝ちというよりもイニング数にこだわりを持ってきた中で(前半は)コロナで離脱してしまったりだとか、自分自身悔しい思いをしました。最後までローテを守った中でそこにはこだわりたい」
今年は16試合で先発しチーム内では森下に次ぐ98回2/3を投げている。前回登板の巨人戦から2試合連続でチームの連敗を止めた右腕は「もっともっと勝って、いい30歳にしたいと思います」と飛躍の年にすることを誓った。