新型コロナウイルスの重症化予防効果などが期待されている「抗体カクテル療法」の活用が県内で広がっている。主に入院患者を対象に実施されてきたが、流行「第5波」による感染拡大を受け、8月下旬からは自宅療養者らも重症化リスクが高いと判断されれば、医療機関で治療が受けられるようになった。県は積極的に活用することで医療逼迫(ひっぱく)を防ぎたい考えだが、感染者が急増する中で病床や医療人材の確保といった態勢強化が急務となっている。
「抗体カクテル」県内拡大 病床、人材確保に課題
- Published
- 2021/09/03 08:43 (JST)