小泉進次郎“ボロ泣き”の背景 菅首相を「支えられなかった」自責の念 SNSで賛否

号泣した進次郎氏

小泉進次郎環境相(40)が菅義偉首相(72)の自民党総裁選(17日告示、29日投開票)への出馬見送りを受けて泣いた。

総裁選をめぐり、進次郎氏は4日連続して、菅首相と面会。菅首相に総裁選不出馬も選択肢だということを進言してきた。

進次郎氏はこの日の午後6時すぎ、記者から菅首相について問われると「もっと自分の言葉で総理に語っていただきたかった」「国民の皆さんのご批判もその通りのことはいっぱいある。だけど、菅総理じゃなきゃできなかったことが多かったことは間違いない」などと話すと、右目から大粒の涙がこぼれ落ちた。

さらに「私が悔しいのは、総理が人間味のない方だと思われていること」「総理が批判されてばっかりだったが、こんなに仕事をした政権はない」などとも述べた。涙ながらに「ありがとう」の言葉を送り、話題を集めている。政界関係者の話。

「菅首相が不出馬表明したのは、総裁選の立候補に必要な推薦人が集まる見通しが立たなくなったことだったんです」(自民党関係者)

菅首相と進次郎氏は派閥に属さず、党内で〝一匹狼ヨロシク〟の無所属議員として支え合ってきたという。

「自民党が下野した時期に、2人は神奈川選挙区で地道に活動して政権奪回に尽力してきました。感謝より『なぜ支えられなかったんだ』と、後悔の方が上回っていたのかもしれないです」(同)

ネット上でも進次郎氏の涙は大きな話題となっており「もらい泣きした」といった意見から「泣きたいのは国民だ」「まさか菅首相の相談相手が進次郎氏だったとは…」など、さまざまなコメントが投稿されている。

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