藤沢駅改良、小田急側先行で着工へ 通路拡幅、改札を橋上化

藤沢市役所

 藤沢駅南北自由通路拡幅・駅舎改良事業を巡り、藤沢市は3日の市議会特別委員会で、小田急線側の自由通路拡幅と改札の橋上化を先行させ、2023年度に着工する方針を明らかにした。

 当初JR側と一体施工する計画だったが、段階的な施工で事業費を平準化し、同駅周辺の活性化に向け早期整備につなげる。27年度完了を目指す。

 駅舎改良では、小田急線側の南北自由通路を現行の8メートルから16メートルに拡幅。併せて改札を現在の駅舎1階から2階に橋上化し、JRと同じ南北自由通路に面した東側(東京方面)に新設する。

 完成後には小田急、JR、江ノ電の3線が同一フロアで乗り換え可能となる。

 現行の1階改札は、駅南口への通行利便性の観点から一部を残す予定。

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