菅義偉首相が自民党総裁選に出馬しないと表明したことについて韓国各紙は一斉に報じているが、次期首相でも日韓関係の速い改善は期待できないとの見方が出ている。理由は「自民党内の雰囲気が否定的」というものだ。
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韓国経済新聞は3日、日本で「新しい首相が就任しても、韓日関係の急激な改善を期待するのは難しいという見通しがほとんどである」とし、「岸田文雄前自民党政務調査会長、石破茂前幹事長など次期首相候補群はもちろん、自民党内で韓国に対する雰囲気があまりにも否定的だからだ」と報じた。
同紙の取材に答えたイ・ウォンドク国民大日本学科教授は3日、「新任内閣が発足してもすぐに韓日両国関係が改善される可能性は高くない」と述べた。
チン・チャンス世宗研究所首席研究委員も、「10月の自民党総裁選挙後の同じ月に衆議院選挙があり、来年7月には参議院選挙がある」とし「新首相も安定した政権固めに優先順位を置くので、韓日関係に転向的な態度を見せるのは難しい」と述べたと伝えている。
同紙は、「専門家は、新たに樹立される日本の政権も受動的な対応に出ると見ているとし、「来年の大統領選挙の後に韓国の新政権が樹立される頃に《リセット》する機会を持つ可能性もあるだろう」とのイ教授の分析を伝えた。
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