東京パラリンピックの車いすテニス女子ダブルス、上地結衣(三井住友銀行)&大谷桃子(かんぽ生命保険)組が4日、3位決定戦で中国ペアに6―2、7―6で勝利し、銅メダルを獲得した。日本女子ダブルスで初の表彰台となった。
第1セットをすんなりと先制したが、第2セットは苦戦。中国ぺアの反撃に遭ってタイブレークまでもつれ込み、最後は粘り勝ちした。
大会前、両者は「結構ポジションを変えたり、お互いに前に入っていくような展開だったり、自分たちのプレーを引き出せたら」(上地)、「声を掛け合っていきたい」(大谷)と話していたように、最後まで〝あうんの呼吸〟の連携で勝利をつかんだ。
歓喜の中で2人は抱き合い健闘を称え合った。日の丸を身にまとって会場の関係者に手を振り、満面の笑み。上地は前日のシングルス決勝で敗れて金メダルを逃したが、見事に有終の美を飾った。