5日(日)も局地的な激しい雷雨に注意 関東~東北は季節先取りの涼しさも来週後半は残暑戻る

 5日(日)も上空の寒気が居座るため、東日本を中心に雷を伴った激しい雨や突風のおそれがある。大雨による土砂災害や河川の増水に十分な注意が必要だ。
 関東や東北では10月並みの涼しさの予想だが、来週後半になると残暑がぶり返す見込み。

大気不安定は5日(日)も 激しい雷雨や突風に要注意

 4日(土)は本州付近に秋雨前線が停滞し、前線上の低気圧の通過に伴って東日本を中心に激しい雨や雷雨に見舞われた所もあった。この低気圧は4日(土)夜には東へ抜け、秋雨前線は本州の南へと移動する見込み。
 そのため、5日(日)は4日(土)と比べると雨の範囲は狭くなり、九州や中国・四国では晴れ間がありそうだ。

 ただ、上空には寒気が居座るため大気の状態は不安定で、東日本を中心に局地的な激しい雨や落雷、突風のおそれがある。
 近畿や東北、北海道でも急な強い雨に注意が必要だ。

東京は5日(日)も10月並みの涼しさ、西日本は蒸し暑い

 4日(土)は東京では気温が23℃に届かず(午後5時時点)、10月中旬並みの涼しい1日となった。
 5日(日)も関東から東北は冷たい北東の風が吹き、最高気温でも25℃以下の所が多い見通し。
 一方で東海から西は30℃前後まで上がる予想で、大阪は31℃と4日ぶりに真夏日となる予想だ。

すっきりしない空模様続く、来週後半は関東~東北でも残暑ぶり返す

 来週前半も晴天と暑さをもたらす夏の高気圧は勢力が弱く、北海道と沖縄以外では雲が多くすっきりしない空模様が続く見通し。
 8日(水)ごろは低気圧が通過して雨の降る所があり、低気圧の通過後は湿った空気が流れ込むことで関東や東北でもこの時期らしい残暑が戻りそうだ。
 極端な暑さではないものの、いったん涼しくなった後の暑さのため、体調管理には注意したい。

(気象予報士・佐藤俊和)

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