国内女子ゴルフ「ゴルフ5レディス」2日目(4日、三重・ゴルフ5カントリー四日市C=パー72)は、悪天候によるコースコンディション不良のため、サスペンデッドになり、19人が第2ラウンドを消化できなかった。5日の最終日に第2ラウンドの残りと最終ラウンドを行う。
5位から出た吉本ここね(不二サッシ)が66で回り、通算10アンダーまでスコアを伸ばし、15ホール消化の大里桃子(伊藤園)、17ホール消化の新垣比菜(ダイキン工業)ととともに暫定首位につけている。
吉本は14番パー4で最大の見せ場をつくった。6Iで放った残り145ヤードの2打目をカップインさせるイーグル。「ピンは左の方に切ってあったので、ピンより右からセンターからでいいと思って、6Iでコントールショットみたいに打って、いい感じにピンの方に寄っていって、いい感じだなと。入ったのは見えなかったので行ってみたらボールあったという感じでした」と振り返った。
東京五輪銀メダルで今季7勝の稲見萌寧(都築電気)と同学年。吉本は「萌寧ちゃんは、ずば抜けていると思うのですごいなと。すごいことですけど、私も同級生としてがんばりたいなと思います」と刺激を受けている。
最終ラウンドはどの順位で迎えるかはわからないが、ツアー初勝利のチャンス。「日々成長できたらいいなと思っているので、今までの自分よりもいいゴルフができるようにがんばりたいなと思います。優勝は考えないでやりたいと思います」と静かに闘志を燃やした。