青木理氏 菅首相退陣に「政権を投げ出すようなこと」

ジャーナリスト・青木理氏(55)が5日、TBS系「サンデーモーニング」に生出演。菅首相が退陣を表明したことなどを受けて「この危機の最中、政権を投げ出すようなことをした」などと批判した。

新型コロナウイルスの感染者は、地方などでも自宅療養を強いられている。青木氏は「こういう状況なのに、国会も開かず、政治はほぼ政局モードに入って機能不全状態」と指摘。

国のコロナ対策については「いざ本当に国民の命と生命が危機に瀕したら、やったことが後手後手でピント外れ」「検査も病床も増えない。医療崩壊のような状態」「しかも(安倍前首相に続き)お二人とも、この危機の最中に言葉は悪いけど、政権を投げ出すようなことをしてしまった」と批判した。

続けて「大きな与党が、選挙で負けても、政権から引きずり下ろされることはないよねという状態だと、こういう緊張感のない政治が続いてしまうと思う」と警鐘を鳴らした。

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