【東京パラリンピック】「やっぱりそうなるよね」男女マラソン 沿道の密状態に不満の嵐

沿道には大勢の観衆が詰めかけた(ロイター)

東京パラリンピック・陸上競技(5日、国立競技場発着)、男女のマラソンが行われ、女子視覚障がいT11の道下美里(44=三井住友海上)が3時間00分50秒で金メダルを獲得。快挙を成し遂げた一方で、ネット上では〝観戦マナー〟を巡り、疑問の声が相次いでいる。

東京五輪は北海道・札幌でマラソンを実施したが、東京パラリンピックは都内で開催。国立競技場を発着に、都心の名所を巡るコースを選手たちは力走した。しかし、大会組織委員会などが新型コロナウイルス感染症対策として「観戦自粛」を呼びかけたにもかかわらず、沿道の一部では密状態が発生する事態となった。

現在、コロナの感染者は高止まりが続いている状態。そのため、ネット上では「善意に呼びかけるスタンスはもうダメっしょ」「選手のことは心から応援してましたが、沿道の観戦者を見ると萎えました」などの批判的な意見が聞かれた。

その一方で「やっぱそうなっちゃうよなあ。見てくださいって言わんばかりのコースだしねえ」「せっかく目の前で見られるならってなりますよ。会場で見られないのなら」と諦めに近い声も飛び出している。

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