【東京パラリンピック】首都圏会場は無観客開催へ ネット上では開催への賛否も

開・閉会式が行われる国立競技場

24日に開幕する東京パラリンピックについて、東京、千葉、埼玉の3都県の会場で行われる試合が無観客となる公算が強まっている。

現在、全国各地で新型コロナウイルスの新規感染者が急増しており、12日には全国で1日あたりの人数として過去最多となる1万8822人が感染。東京都内でも過去2番目に多い4989人の感染が確認された。

そんな中、東京五輪・パラリンピック組織委員会や政府などは、感染リスク軽減のために、3都県の会場に観客を入れない方向で調整を進めているという。また、まん延防止等重点措置が出されている静岡県は「定員の50%以内で最大5000人」の観客を入れる案が検討されている。

この判断を巡り、ネット上では様々な意見が飛び出している。ツイッターでは、一時「パラリンピック中止」がトレンド入り。「感染拡大の危険がある中で、障がい者スポーツであるパラを開催することが差別です!」「パラリンピックは中止にするべき。オリンピックは失敗だ」「オリパラが人々の気の緩みや自粛疲れによる外出を誘発したのだと思う。パラリンピックは中止を!」などの声が聞かれる。

その一方で「パラリンピックが中止になれば人流が減るとは思いません。だって今まさに外に出てる奴らはパラリンピック目的で外出してるわけじゃないんで」「別にパラを強行しろとは思わないけど、批判する分自分たちはちゃんとやってるのか?って思うんだけどどうなんですか?」と冷静なコメントも見受けられる。

8日に閉幕した東京五輪と同様に、東京パラリンピックを巡っても賛否両論が巻き起こっているようだ。

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